めめけめめけ

こんにちは!めめけです。2020年に入ってから、コロナの話題が後を絶たないですね。

TくんTくん

そんな状況ですから、家族やペットと一緒に暮らしている方は「自分がコロナになったら家族やペットはどうしよう…?」と思いますよね。

めめけめめけ

私も猫を2匹飼っているので心配です。そんなわけで、今回はコロナとペットの関連性について色々調べてみました。

コロナウイルスとは

コロナウイルスは、今まで知られていた6種類のコロナウイルスと、今回新たに発見された新型コロナウイルスがあります。それぞれを簡単にご説明します。

①今までのコロナウイルス

カゼのコロナウイルス

私たち人間は、主に冬場などに体調を崩し、カゼをひきますよね。その一般的に言われている「カゼ」というもののおよそ10~15%がコロナウイルスに該当します。

このカゼの症状を引き起こすコロナウイルスは、HCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1の4種類です。

重症急性呼吸器症候群コロナウイルス

2002年~2003年に流行した「サーズ(SARS-CoV)」と呼ばれるコロナウイルスです。コウモリからヒトへ感染したのではないか、と推測されています。症状も今回の新型コロナウイルスと似ており、若い方や子供の多くは軽傷で済む一方、高齢者や基礎疾患を持つ方は重症化することが多かったとされています。

中東呼吸器症候群コロナウイルス

MERS-CoVという名称のコロナウイルスです。主にラクダがカゼのような症状を引き起こす原因となっておりますが、これがラクダからヒトへ感染することもあるようです。その場合、サーズと同様、子どもや若い方はカゼのような症状のみで済む一方、高齢者や基礎疾患がある方が重症化しやすいとされています。

②新型コロナウイルス

SARS-CoV2という名称のコロナウイルスです。前述した「サーズ(SARS-CoV)」と名前が似ていることから、コロナウイルスの中でも特にサーズに近い特徴を持っていることがわかります。感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)や、感染者が触れたものから感染し、粘膜などの細胞に付着して入り込み増殖します。

新型コロナウイルスは、単独で増えることはできません。ヒトなどの細胞に付着することで、はじめて増殖するウイルスです。

症状は主に発熱、のどの痛み、咳が長引くなどの呼吸器の症状、強いだるさ(倦怠感)、味覚障害など、これらが1つまたは複数同時に起こることが多いとされています。

詳しくは厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症について」のページをご覧ください。

ペットもコロナに感染するの?

すべての動物が新型コロナウイルスに感染するかどうかは明確には分かっておりませんが、海外ではイヌ、ネコ、トラの感染事例が数件報告されています。

イヌやネコはペットとして飼われている個体で、飼い主がコロナウイルスにかかり、そこからうつったのではないかと推測されています。また、トラは動物園で飼育されている個体で、飼育員が新型コロナウイルスに感染し、そこからうつったのではないかと推測されています。

またペットや動物が新型コロナウイルスに感染した際の症状ですが、イヌやトラからは具体的な症状はみられなかったようです。しかし、ネコに関しては呼吸器症状・消化器症状がみられたとの報告があります。

新型コロナウイルスに感染したら?

飼い主が感染した場合

飼い主が感染した場合、自宅待機をすることがあると予想されますが、その間常にペットと一緒に過ごすことで、ペットにうつってしまうリスクも拭えません。

そのため、「もしも」に備えて、あらかじめ預け先を決めておき、新型コロナウイルス感染後はあらかじめ決めていた預け先にペットを預かってもらいましょう。

もし、預け先が見つからないまま新型コロナウイルスに感染してしまった場合は、かかりつけの動物病院などで預かることができないか相談してみましょう。

それでも難しい場合は、部屋を分けるなどしてなるべくペットと距離をとるように努めてください。

TくんTくん

ペットとの日常を1日でも早く取り戻したいですよね。飼い主さんはなるべく早く治すことを考え治療に専念しましょう!

ペットが感染した場合

ペットが感染したかどうかを日本で検査する手段は、調べたなかではまだ無いようです(2020年2月現在)。アメリカ等の海外の特性の施設では検査がされているようですが、それも多くはないようです。

もし自分が飼っているペットがコロナウイルスに感染しているのではないか…と不安になっている方は、まずはかかりつけの動物病院に相談してみるといいでしょう。

その際、事前に電話などで相談してみるといいですね。

ペットが感染したコロナは人にうつるの?

「ペットや動物が感染した新型コロナウイルスが人にうつった」という事例は、今のところ1件もないようです。そのため、ペットや動物から人にうつる可能性はきわめて低いと思われます。

ただ、「事例が1件もない」というのは「必ずうつらない」ということではありません。新型コロナウイルスが発見されてから日が浅いということもあり、まだ知られていないだけで、これから徐々に増えてくる可能性だってあります。

そのため、ペットや動物から人に感染しないように対策しておくことは決して無駄ではないでしょう。

人が感染したコロナはペットにうつるの?

前述した通り、イヌやネコは新型コロナウイルスに感染することがわかっており、ペットとして飼育されている状況での感染が主なようです。まだ数例しか報告されていないようなので、たとえば野生動物がヒトと接触した際にも感染する可能性はないとは言い切れません。

また、イヌやネコでは報告がされていますが、ウサギやハムスター、リス、爬虫類などといったペットに関しては報告がありません。

そのため、イヌやネコ以外のペットに関しては、新型コロナウイルスに感染するかどうかを判断するのは現時点では難しいようです。

ペットのコロナ対策

前述した通り「ペットや動物が感染した新型コロナウイルスが人にうつった」という事例は、今のところ1件もありませんが、「事例が1件もない」というのは「必ずうつらない」ということではありません。念のため対策をしておきましょう。

ペットが対策できることとしては、外に出さない、大勢いるところに連れて行かないなど、なるべく他人と触れ合う機会を減らしましょう。

人が対策できることとしては、「人から人へ感染させないための対策」と同様、こまめな手洗い・うがい、同じ食べ物・飲み物を共有しない、咳やくしゃみをする際はマスクを着用するなど、なるべく心がけるといいかもしれません。

めめけめめけ

…とはいえ、家の中で常にマスクをしてペットと触れ合う、というのも

距離を感じるというか、さみしいものがありますよね~。

まとめ

今回は、新型コロナウイルスと飼い主・ペットの関係性をまとめました。

動物がヒトを介して新型コロナウイルスに感染する可能性は極めて低く、また動物からヒトに感染したという報告はまだ1件も無いようです。

ただ、注意しておくに越したことはありませんので、ヒトからヒトへの感染対策同様、手洗いうがい、適度な距離を取る等、細心の注意を払いましょう。