日本犬の中でも代表的な「秋田犬」「柴犬」ですが、どこが違うかわかりますか?意外とパッとは出てこないことが多いかもしれません!ですので、今回はその違いについて色々分けてみていきたいと思います!

「秋田犬」について

秋田犬は名前の通り秋田県で繁殖されていました。日本犬の中で、唯一の大型犬種ではありますが、狩猟用で飼われていたというより、どちらかというと観賞用で飼われていたようです!闘犬が流行っていた時代に、闘犬用に品種改良しようと実験され、純血種の秋田犬が激減したため、最終的に国の天然記念物の指定を受けるようになりました!

性格は、忠誠心が高く、自分の家族には愛情深いですが、それ以外には警戒心が強いとされています!そのため、子犬の頃からしっかりしつけをしておかなければ、他人にかみつくなどのトラブルが発生することもあり、飼育には注意が必要です!

「柴犬」について

赤褐色の毛色が柴が枯れた色に似ているから、小さなものを表す古語からだとか、名前の由来は諸説あります。大きさが大きいイメージがありますが、実は、柴犬は日本犬の中で、唯一の小型犬になります!

その愛くるしい姿で、近年日本だけではなく、海外でも人気のある柴犬ですが、その性格は、飼い主に忠実で、昔から番犬として飼われていたこともあり、勇敢頭がいいです。その反面、飼い主以外にはなつきにくいところがあり、しつけがしっかりできていない場合は、初めて会うような人に対して警戒心からか吠えたりしてしまいます。

秋田犬と柴犬の違いは??

見た目の違い

秋田犬と柴犬では、体の大きさが違います。一般的な平均では、秋田犬では、体高65センチ、体重40キロほどになります!一方、柴犬は体高40センチ、体重10キロほどしかなく、パッと同じように見えても、大きさは全然違います。

そして体つきだけではなく、実は顔立ちも違います!まず、秋田犬は目がアーモンド型で少し小さく、目や鼻、口が中央に寄っています。耳は、三角形の立ち耳ですが、先端は丸みを帯びていて分厚目です。

一方、柴犬は黒目がちで、秋田犬より少し大きいです!耳は、秋田犬と同じく三角形の立ち耳ですが、綺麗な三角形をしており、そこまで分厚くありません!

毛色の違い

秋田犬は、公認されていない色も含めると多数ありますが、公認されている色だけで「赤」「黒」「白」「虎」「胡麻」「斑」の6種類あります!この中で代表的な色は「赤」で、家庭で飼われている秋田犬で一番多い色になります。

柴犬は、「赤」「黒」「白」「胡麻」の4種類のみです。代表的な色は、秋田犬と同じく「赤」です。柴犬の大半が赤色の毛並みを持っているとされています。色の種類は、秋田犬の方が多いです!

寿命の違い

秋田犬は、大型犬に分類されており、一般的には小型犬より寿命が短いため、平均寿命は10歳〜13歳となっています。これは大型犬の平均寿命が9歳〜13歳と言われているので、秋田犬は平均的だと言えます。一方、柴犬は犬の中でも寿命が長いと言われています。その平均寿命は15歳とされており、中には20歳を超える年齢(人間で110歳ほど)まで生きることもあります!

年々医療技術が進歩してきているので、今後はさらに伸びていくものと考えられます!秋田犬にしても、柴犬にしても、もっと長生きできるようになってほしいですね!

まとめ

同じ日本で生まれた犬種なので、似ている部分も多いですが、細かくみていくと意外と違いはあります!私も犬を実際に飼ってみるまでは、生まれた場所が違うくらいで同じ犬だと思ってました!(反省しています…。)ただ、違いがわかればその犬との接し方や飼い方などわかってくると思います!ぜひ参考にしてください!

余談ですが、日本犬の6種の中で「犬」を「けん」ではなく「いぬ」と呼ぶのは秋田犬と柴犬の2種みたいです!