ペットショップにいくと、様々な種類のドッグフードがあります。

ありすぎてどれが「うちの子」に合っているのかわからないですよね!

食べてみなければ食事の相性もわからないので、食べる前に気を付けるべき要素をいくつか見ていきます。

犬の年齢によって必要な食事とは?

年齢を重ねていても、食事はそのまま同じものを与えているという人も多いはず。

中にはシニア向け商品に切り替えるという方もいるかと思います。

そこで、なぜ食事が年齢によってかえる必要があるのかをみていきますね。

ライフステージによって必要な栄養素が変わる

子犬の場合は成長のスピードが速いため、体をつくるためにも高い栄養が求められます。

しかし成犬の場合は今の体形を維持し、健康管理に気をつけなければなりません。

なぜなら犬の成長段階では一番長くて安定している時期ですので、老後にも影響を及ぼすからです。

シニア犬のくくりは大型で6歳、小・中型は8~10歳と違いがあります。

見た目はいつまでもあの頃の「かわいい」ままですが、与えるフードには注意が必要になります。

加齢により毛艶がなくなったり、白髪になったり、太りやすくなります。

免疫力や筋力低下により、疾患にかかることも多くなります。

消化の良いもの、低脂肪タイプで関節形成サポートやミネラルの配合されたものに切り替えていきます。

歯も弱くなってきますので、食べやすいように水やお湯でふやかして与えることも必要になってきます。

ひとつひとつ惜しみない愛情を与えることが重要になってくるのです。

犬種によって必要な栄養素にも違いがある

洋犬、和犬によっても違いますし、寒い国なのか南国なのかでも違ってきます。

タンパク質を中心だけでなく、今後起こりうる疾患も見据えた食事の与え方がより重要になります。

小型犬は大型犬とくらべて成長のスピードが速いことで、高いエネルギーが必要になり、フードの栄養も高めです。

食べやすい小粒で、しっかり栄養素が詰まっています。

小型犬は膝がはずれやすい性質がありますので、軟骨成分を補うことや、胴長短足タイプは椎間板ヘルニアになりやすいので筋力をつけるよう運動と食事のバランスが必要です。

フードにも関節ケアだけでなく、高たんぱくで体にしっかり補給できるよう製品も多くあります。

大型犬になると、大きな体を支えるための骨格形成が大切になります。

全体に栄養を送るために心臓にも大きな負担がかかりますので、成長に合わせて心臓維持にも気を付けなければなりません。

特に関節形成・腸内環境改善・心臓維持サポート・消化器官ケアなどを心掛けてください。

 

我が家の小型犬はウェットタイプを与えるとお腹が緩くなり、いつも軟便になってしまいます。消化がよくないと、草を食べて吐こうとします。

その為ドライのフードを与え、腸内環境も気を付けています。

犬の個体ごとの特徴をしっかりと見てあげましょう。

与えてはいけない食べ物がある

チョコレート

よく犬にはチョコレートは厳禁!っていいますよね。

テオブロミンという成分が興奮剤として働き、犬の代謝を抑制してしまう危険性があります。嘔吐や心疾患など起こすこともありますので、死に至ることも考えられます。

揚げ物・高脂肪な食品

揚げ物や高脂肪は消化にも影響を与え、肥満や疾患を招きます。

ニンニク、玉ねぎ

ニンニクや玉ねぎもダントツで与えてはいけないものです。

赤血球を破壊する恐れがあるので、貧血など注意が必要です。

ぶどう

ぶどうや干しブドウも甘くておいしいですが、ぜったいダメです。

急性の腎不全を引き起こす可能性があります。

ナッツ類

ナッツ類も大きさによって窒息したり、高脂肪なので消化が悪くなることもあります。歩行困難や、嘔吐、震えなどもあります。

乳製品

乳製品は消化する酵素が低下され、代謝できにくくなります。

人間でも乳糖不耐症の方がいるように、お腹の不調を誘発します。

人間の食べ物は美味しい=犬も美味しいではない

おねだりされるとつい、かわいいからあげてしまいがちです。

ここはぐっとこらえましょう。

犬にとって必要な栄養は人とは違うことを自覚しなければなりません。

与えすぎでは肥満を引き起こし、様々な疾患を誘発します。

私たちより短命だからこそ、その一瞬一瞬元気でいてもらうように、健康管理を行っていきましょう。