富山市に住む飼い猫が、用水路に転落した高齢者を発見して注目を集めました。災害救助犬ならぬ、災害救助猫といったところでしょうか?ココちゃんの活躍ぶりを見ていきましょう。

ココちゃんは新田知子さん一家に飼育されている飼い猫です。

ココちゃんは家の周りを一人で散歩するのが日課でした。

近所に住む山口昭美さんによると、現場で高齢者を発見したとき、じーっと動かず見つめていたそうです。

普段からココちゃんの世話を良く見ていた飼い主さんや周りの人たちが、ココちゃんの異変に気付けたこともこの案件のポイントです。

ただの野良猫と通りすがりの人だったら、猫が用水路を見下ろしていても、「魚でもいるのかな?」などと通り過ぎることがほとんどでしょう。

高齢者を発見した猫ココちゃんの表彰式の様子

発見したココちゃんと、救出に関わった飼い主ら5名の男女は富山市の警察より表彰を受けました。

表彰式でのココちゃんはリードで繋がれていましたが、瞳孔が縮小して黒めになっています。

猫は興奮状態だと瞳孔が開くので、ココちゃんは大勢の人の前に立っても、大人しくしていました。

緊張で動けずにいたのか、飼い主が一緒だからという安心感からか、穏やかな空気で表彰式は行われました。

ココちゃんには、ご褒美としてキャットフード1ヶ月分が贈呈されました。

まとめ

猫は犬ほど知能は高くはありませんが、人と一緒に暮らしているうちに色々なことを学習していきます。(忘れてしまうこともしばしば…)

いつもの当たり前の風景と違うことに気づいたココちゃんへの評価と合わせて、飼い猫や近所の飼い猫の普段の様子をしっかり見ていた近隣の人たちの評価でもありましたね。

近所に何気なく過ごしている野良猫であっても、何か私たちにサインを出しているかもしれません。