任天堂のコミュニケーションゲーム「あつまれ どうぶつの森」通称「あつ森」において、アメリカの動物愛護団体が抗議活動がありました。2020年5月19日にその様子がTikTokやTwitterにアップされて話題が集まりました。
「あつまれ どうぶつの森」とは?
「あつまれ どうぶつの森」通称「あつ森」(英題:Animal Crossing: New Horizons)は、2020年3月20日に任天堂から発売されたNintendo Switch用ゲームソフトです。
どうぶつの森シリーズは初代のニンテンドー64が発売されてから現在まで、20年近くの歴史がある人気ゲームシリーズです。
今回販売された「あつまれ どうぶつの森」はかつてのシリーズの村ステージからパワーアップして、無人島が舞台となっています。島で手に入れた素材を使って新たにDIYで家具を作る楽しみも増えました。
本作は、1台のNintendo Switchと1本のソフトで、本体に登録されているユーザー最大8人で、ひとつの島を共有して遊ぶことが可能です。また、同じ島の住人同士で最大4人で遊ぶことができるようになりました。
ローカル通信やインターネットを通じたオンラインプレイが可能ですので、コロナウイルスの影響でが委縮自粛となっていた時期にも島で集まって、コミュニケーションをとることができました。
フータ取り囲む動画「魚を開放せよ!」
これが話題になった動画です。動画では、PETAとデザインされたTシャツを着たプレイヤーが、「EMPTY THE TANKS(水槽を空にせよ)」「fish are friends(魚は友達)」とチャットで叫んでいます。
博物館の前には「FISH BELONG IN THE OCEAN(魚は海のもの)」という看板を立てて抗議している姿が確認できます。複数のプレイヤーが集団で活動しているようです。
博物館内に侵入したプレイヤーたちはメッセージを打ちながら館内を走り回り、フータを囲んでいます。
ご存じない方のために伝えておくと、フータというキャラクターはNPCです。中身がいないので、パッと見何を言われているのかわけもわからずきょとんとしている様子が何とも言えませんね。
おそらくこの集団は魚を解放するように促しています。動画の最後には、テキストで、「フータこそが村人たちに魚を持ってこさせている元凶であり、彼が魚を水槽に閉じ込めている」と主張をします。
ハッシュタグ#BlathersIsOverParty(著名人の行き過ぎた行動を咎めるタグ)をつけて、魚の開放を訴えているようです。
実は以前にもPETAは「あつまれ どうぶつの森」を使った動物の保護活動をしていました。魚や虫を捕まえることは自然の摂理に反するとして、釣りや昆虫採集にもNGを訴えました。
動物保護団体のPETAとは?
この集団の着ている「PETA」という団体について触れていきたいと思います。
正式名称は「People for the Ethical Treatment of Animals(動物の倫理的扱いを求める人々の会)」で、アメリカの動物の権利に関する運動団体です。
大手企業をも相手にし、数多くのキャンペーンを行ってきました。メディアを使った過激なキャンペーンでも有名です。
行動物の権利団体として世界的に知名度は高いものの、行き過ぎた活動に対する批判も多い団体のようです。
PETAの求める「あつ森」の遊び方とは?
しかし、実際問題このPETAの人たちもあつ森を購入して遊んでいるプレーヤーというところにコミカルさを感じるところです。あつ森を通して、世界のプレーヤーに伝えたいことを発信できる一手段としてうまく活用しています。
PETAの求めるあつ森の遊び方としては、植物を育てたり、伐採してDIYなどを楽しみ、生き物はあるべき姿に生息させてあげて欲しい、といったところでしょうか。
PETAの抗議活動に対する口コミ
まとめ
あつ森ユーザーから見ても、「この人たち、実はやりこんでるよね」という評価がされているようです。
釣りや昆虫採集もあつ森の楽しみの一つではありますが、採集したあとどうするか考えさせられる反面、やはりちょっと笑ってしまう部分が否めないようです。
これを見て、あつ森愛好者のみなさんはどう思いますか?
フクロモモンガ、ハリネズミ、猫、ウサギと暮らしています!