こんにちは、めめけです。3日前のお昼ごろ、猫好きにとっては信じられないニュースが飛び込んできました。猫島の住民が毒餌で猫を大量殺傷し、書類送検されたという事件です。
猫島といっても日本には色々ありますよね。今回は、どこの猫島の事件なのか?どういった事件なのか?詳しく調べてみました。
事件の概要
福岡県北九州市の小倉北区にある馬島(うましま)にて、猫が大量に殺傷され、80代の男性が書類送検された事件です。
この事件が起こる前は、馬島には90匹前後の猫が暮らしていたのですが、今回の事件で30匹前後に激減。およそ3分の2が殺傷されてしまいました。泡を吹いて不審死していた猫が40匹以上見つかっていたそうです。
猫の島「馬島」ってどんな場所?
この馬島は「猫の島」として有名な島の一つです。福岡県北九州市小倉北区に位置しており、福岡県内の島の中でも最も小さい島なのだそう。
この島の特徴は、猫が多く暮らしている、という意味でもそうですが、島ぐるみでTNR活動(野生の猫をつかまえ、去勢あるいは避妊手術をほどこしたあと元の場所に返すこと)をしているところ。なので本来であれば、人と猫お互い良い距離を保って生活していた島といえるでしょう。そこで暮らす猫はいわゆる「地域猫」というやつですね。
馬島へ行く唯一の手段は、船。小倉港から1日3本出ている船で、およそ20分で行けるそうです。時刻表や運賃などが記載されたサイトはこちらです。参考までに!
また、特徴は猫が多いことだけではありません。自然がとても豊かで、島には大山祇神社という神社があります。また海と砂浜がとてもきれいで、静かで落ち着いた場所です。
そんな落ち着いた場所でこんな事件が起こるなんて、つらいですね…。
馬島の猫はどうして殺傷されたの?
それは「カラスを駆除・脅かすつもりだったから」。
書類送検された80代男性の証言によりますと、「カラスを駆除したり脅かして島から追い出そうとしていた。猫が食べていたのかどうかは認識していなかった。」とのこと。
調査したところ、島のいたるところに青い薬品が付着したサカナの切り身が落ちていたそう。サカナの切り身の画像はこちらで見れました。確かに、これはサカナが自然と変色した色ではなさそうですね…。
自らの認識不足でこんなにも多くの猫を殺傷したというのに、あまり理解していないような、反省していないような…証言からはそう読み取れます。あまりにも残酷ですね。
そして、カラスを駆除する目的だとしてもそれは同じこと。毒餌を撒いて殺傷する、ということそのものが許されることではありません。猫だから駄目、カラスだからいい、そのようなことは一切ありません。なので、今回の犯人はそもそもの感覚がおかしかったと言えるでしょうね…。
また、この証言が本心かどうかというところも分かりません。もしかしたら「猫を殺傷するつもりはなかった、ということにすれば少しは許されるかな?」という考えのもと、言い訳をしたのかもしれません。そこは本人にしか分からないことなのであくまでも憶測ですが、そうだとしたら悲しいですね…。
ネットでは様々な声が
ツイッター上でも、この事件を悲しんだり、憤りを感じているようです。
まとめ
馬島は猫の島として有名な島ですが、そんな猫たちが一人の人間の軽率な行動によって90匹→30匹に減少してしまいました。猫は島の住民を信頼し、島の住民は猫をお世話し信頼され、お互い良い関係を築いていただけに、このような事件は痛ましくて悲しい気持ちになります。
このような事件が少しでも減るといいですね。
アラサー塾経営者です。白猫と黒猫を飼っています。英語の教科書のまとめをしつつ英語を勉強中。英語の教科書内容やペット情報など、気になったことをまとめていきます。