突然ですが、上の写真は実家の猫「玉三郎」です。9年前にペットショップからお迎えしたスコティッシュフォールドです!
猫好きなら聞いたことがある種類「スコティッシュフォールド」。みなさんはどんな猫ちゃんかご存じですか?今回は、このスコティッシュフォールドについて詳しくみていきましょう。
名前の由来
スコティッシュフォールド、長い名前ですが、いったいどういった意味があるのでしょうか。
「スコティッシュ」の部分は、イギリスのスコットランドが起源とされているため、「スコットランドの」という意味があります。
「フォールド」は、英語で「折れ曲がり」という意味があり、スコティッシュフォールドの特徴である「耳が折れている」部分を表現しているようです。
つまり、合わせると「スコットランドの折れ曲がった耳の猫」という意味なんですね。
出身地
前述した通り、名前に「スコ」という文字が入っていることからも分かりますが、もともとはイギリスのスコットランドが起源の猫です。
1961年ごろ、耳が折れ曲がった猫が突然変異で生まれたことが起源で、そこから品種改良や計画的な繁殖などが続けられました。そして33年後の1994年、無事「スコティッシュフォールド」という種類が認められるようになりました。
特徴や性格
では、どんな特徴を持っているのでしょうか?細かくみていきましょう!
耳
まず、見た目の特徴ですが、なんといってもその折れ曲がったペタンコの耳が一番の特徴といえるでしょう。ただ、すべてのスコティッシュフォールドが耳が折れるとは限らず、中には大人になっても耳が折れない個体や、成長するとともに耳が立ったりする個体もいます。
耳が折れていることのメリットとしては、耳の病気(伝染病など)にかかりにくいという点です。普通の猫の耳と違い、耳の中をふさぐような形なので、外からの細菌や病原菌が入りにくいからだといえます。
顔・鼻
顔が平坦なこともスコティッシュフォールドの特徴といえます。ほかの猫がマズル(鼻先から口元までの部分)が長くややとがっているのに対し、スコティッシュフォールドはいわゆる「鼻ぺちゃ」な猫です。横から見ると平たくのっぺりしており、その点も可愛い顔だといえますね。
体毛
スコティッシュフォールドには、短毛種と長毛種どちらも存在します。長毛種には「ハイランドフォールド」や「ロングヘアフォールド」などの別名がついていることもあります。
ただ、短毛種に比べ長毛種はかなり希少ですので、ペットショップ等で見かけるスコティッシュフォールドは短毛種であることが多いです。
骨格
スコティッシュフォールドは他の種類の猫と比べて、骨格に障害を持ちやすい猫です。折れ耳の特徴を持たせるためにこう配させると、どうしても骨格の方に異常が出やすくなってしまうようで、主に子猫(生後4~6カ月)の頃に発現することが多いようです。
また、骨格に特別な異常がなくても、他の種類の猫と比べるとどうしても運動神経が鈍くなりやすいようで、活発にジャンプしたり走り回るようなことが苦手なようです。
また、骨格が特徴的なせいか、スコティッシュフォールドには独特の座り方があります。それがこちら!
人間の赤ちゃん座りのような、足を伸ばして腰の位置で曲げて座る格好。これを「スコ座り(ずわり)」といいます。
実家の玉三郎も、よくこのポーズで固まっているときがあります(笑)
性格
一概にはいえませんが、多くのスコティッシュフォールドは自由気ままで穏やかな性格なことが多いです。骨格の関係で活発に動くのが苦手なこともあって、自然とあまり動かない穏やかな性格になるといえるでしょう。
また、人見知りをしないことも多いです。宅配便や知り合いが訪ねてきたとき、逃げるように物陰や隅に隠れてしまう猫がいるかと思いますが、スコティッシュフォールドの場合は「我関せず」といった状態で誰が来ても変わらず過ごしたりします。
実家の玉三郎も、誰が来ても物怖じしません。ただそこまで穏やかな性格ではなく、触ると「シャー」と威嚇されますけどね…(苦笑)
飼い方
スコティッシュフォールドの飼い方ですが、基本的には他の種類の猫と同様の飼い方で問題はありません。
しかし、一つだけ注意してほしいのは、前述した通り骨格が特徴的で弱いというところです。あまり高いところにのぼらないように工夫してあげてください。高いところから飛び降りたりするのも苦手なので、ちょっとした拍子で骨折や脱臼することも考えられます。
その一方で、あまり動かないということは運動不足になりやすいということでもあります。ですので、おもちゃなどで遊んであげて、運動不足解消とともにスキンシップもはかりましょうね!
おもちゃなどに興味を示さない猫でしたら、ダイエット食やローカロリーのフードを与えてみるのもいい手ですよ。
まとめ
今回はスコティッシュフォールドの特徴や性格などをまとめてみました。
スコティッシュフォールドに興味があり、飼う予定だったり飼ってみたいという希望がある方に少しでも参考になれば嬉しいです。
まだまだスコティッシュフォールドの可愛らしさを伝えきれていないような気がするので、細かい点はまた別の機会に書ければいいなと思います。
アラサー塾経営者です。白猫と黒猫を飼っています。英語の教科書のまとめをしつつ英語を勉強中。英語の教科書内容やペット情報など、気になったことをまとめていきます。